2年ぶり39回目の優勝を遂げた巨人、4年ぶり19度目の優勝を遂げた西武、2002年の日本シリーズは
この2チームが激突する事となった。昨年までは打撃力の巨人、投手力の西武、と言われていた2チーム
だが、今年の両チームは新しいチームへと生まれ変わった印象がある。巨人は盗塁・エンドランを多用する
機動力野球を取り入れ、西武は松井・カブレラ・和田が打ちまくって貧打線を見事に解消した。昨年までの
弱点を補い圧倒的な力でリーグを制した両チーム、簡単に両チームの戦力を分析してみよう。
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| 巨人 |
西武 |
| ★★★★★★★ |
★★★★★★☆ |
| ★:注目 |
DHなし |
DHあり |
| 1番 |
清水(左)★ |
清水(左)★ |
| 2番 |
二岡(遊) |
二岡(遊) |
| 3番 |
高橋由(右) |
高橋由(右) |
| 4番 |
松井(中)★ |
松井(中)★ |
| 5番 |
清原(一)★ |
清原(一)★ |
| 6番 |
阿部(捕)★ |
阿部(捕)★ |
| 7番 |
江藤(三) |
江藤(三) |
| 8番 |
仁志(二) |
斉藤or元木(DH) |
| 9番 |
投手 |
仁志(二) |
| 控え選手 代打 代走 守備(要員) |
元木、後藤、吉永、福井、川中、川相
鈴木、村田、堀田 |
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| ★:注目 |
DHなし |
DHあり |
| 1番 |
松井(遊)★ |
松井(遊)★ |
| 2番 |
小関(右) |
小関(右) |
| 3番 |
木大or宮地(中) |
犬伏or木大(DH) |
| 4番 |
カブレラ(一)★ |
カブレラ(一)★ |
| 5番 |
和田(左)★ |
和田(左)★ |
| 6番 |
平尾orエバンス(三) |
平尾orエバンス(三) |
| 7番 |
伊東(捕) |
宮地or赤田(中) |
| 8番 |
高木浩(二) |
伊東(捕) |
| 9番 |
投手 |
高木浩(二) |
| 控え選手 代打 代走 守備(要員) |
エバンス、鈴木、垣内、大島、大友、中嶋聡
柴田、宮地、マクレーン |
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破壊力だけを見るとやはり巨人に分がアリ。DHありだと1番から9番まで、どこからでも
ホームランを打てる打者を並べる事が可能。その中心となる打者は当然松井となるが、
今年の松井は左投手からホームランを量産。右投手中心の西武投手陣からホームラン
を量産するのは厳しいように思える。そうなるとカギを握るのが松井の後を打つ清原と
阿部の二人だ。シリーズなどの大舞台に強い清原、脅威の勝負強さを見せる阿部、打者
ではこの二人に注目したい。西武打線でカギを握るのは1番を打つ松井と、カブレラの後
を打つ和田だ。二人の活躍無くしてカブレラの活躍は無い、と言っても過言ではない。
松井の出塁が無ければ巨人投手陣はカブレラと思い切って勝負できるだろう。仮に一発
を浴びたとしても大量点にはならないからだ。5番を打つ和田の調子が悪ければカブレラ
を歩かせて和田と勝負、という事になるだろう。この様に、松井と和田の活躍に比例して
カブレラの活躍の場が増えるという事になる。巨人は松井、和田を抑える事が出来れば
自ずとカブレラも抑えられるのではないだろうか。 |
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| 巨人 |
西武 |
| ★★★★★★☆ |
★★★★★★★ |
| ★:注目 |
右 |
左 |
| 先発 |
上原★
桑田
入来
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工藤
高橋尚★
|
| 中継ぎ |
真田
酒井
條辺
アルモンテ |
柏田
河本
岡島
前田★ |
| 抑え |
河原 |
|
|
| ★:注目 |
右 |
左 |
| 先発 |
松坂★
西口★
張誌家★
許銘傑
石井 |
|
| 中継ぎ |
青木
後藤
潮崎★
森★ |
三井
水尾
土肥 |
| 抑え |
豊田★ |
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先発、中継ぎ、抑えと揃っている両チームだが、若干西武の方が上のように思える。
特に西武の8回・森−9回・豊田のリレーは素晴らしい。150キロ近い速球とフォーク
が武器の両投手、特に豊田は投球回数57で与四死球は4とコントロールも抜群だ。
巨人にも抑えに河原がいるが、後半戦には大事な場面でホームランを打たれる事も
多く、多少不安な面もある。巨人・中継ぎ陣で期待したいのは前田。魔球・ナックルで
西武打線を翻弄してくれるのではないだろうか。先発投手では両チーム大差は無い。
何れの投手も力的には申し分なく、シリーズでも普段通りの投球が出来ればそんなに
点を失う事はないだろう。松坂は日本シリーズ初登板となる。1999年3月11日、新人
の松坂はオープン戦で巨人と初対決。4回を投げ8点を失った松坂は試合後、巨人への
リベンジを誓った。シリーズ開幕戦で登板する事が濃厚の松坂。その投球に注目したい。 |
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| 巨人 |
西武 |
| ★★★★★☆☆ |
★★★★★★★ |
| 走れる選手 |
走れる選手 |
| 仁志、清水、二岡、川中、鈴木、堀田 |
松井、小関、高木浩、宮地、柴田、大友 |
機動力では断然、西武の方が上だ。ここに挙げた選手以外にも走れる選手は多く、
隙があれば和田、カブレラなども走ってくる。巨人バッテリーは走者が誰であれ、
油断は禁物だ。マークしなければならない選手は当然松井、小関、高木浩の3人。
上位を打つ松井、小関、下位を打つ高木浩、この3人にかき回されるような事がある
とシリーズは西武ペースで進むだろう。西武側も阿部の強肩は充分わかっている
ハズだが、初戦、第2戦あたりでは積極的に走ってくると思われる。そこで阿部が
盗塁を刺し、西武の足を封じる事が出来ればシリーズは巨人ペースとなる。初戦に
先発する上原、2戦目の桑田は牽制、クイックモーション等を問題なくこなす投手な
だけに、西武の足は封じられると思うが果たしてどうか。一方、巨人も今年は積極的
に盗塁を仕掛けている。西武の捕手は肩の衰えを隠せない伊東なだけに、シリーズ
でも積極的に走るだろう。西武投手陣から打つだけで点を取るのは困難なだけに、
俊足選手を多くベンチに置いておきたいところだ。前半戦には一軍も、後半戦は二軍
暮らしが続いた鈴木、あまり出場機会に恵まれなかった堀田、この2人は是非とも
ベンチに置いておきたい選手である。 |
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| 巨人 |
西武 |
| ★★★★★☆☆ |
★★★★★☆☆ |
| 不安あり |
不安あり |
| 江藤、清水、清原 |
カブレラ、和田、伊東 |
守備面では両チーム共に大差は無い。巨人は江藤の守備が多少心配なところ。
また、足に不安を抱える清原の守備も不安。この2人がファースト、サードを守る
事によって、西武のバント回数は増えるだろう。打撃は積極的なだが、守りでは
消極的な清水の守備にも不安あり。隙を見せれば先の塁を狙ってくる西武が
相手なだけに、清水には積極的な守備が求められるだろう。巨人が狙うのは
ファーストのカブレラと伊東の肩だ。送りバントはカブレラの前にやれば成功率も
上がるだろう。リードは素晴らしいが、肩の衰えは隠せない伊東。ここも巨人の
攻めどころとなるだろう。 |
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あれだけ怪我人続出の中リーグ優勝に導いた原監督、隙の無い野球でパリーグを
制した伊原監督、どちらにも甲乙つけ難い素晴らしい監督である事は間違いない。
試合の流れ、状況を見て思い切った采配を仕掛ける原監督、シリーズでどんな采配
を見せてくれるのか非常に楽しみだ。一方の伊原監督は相手の癖を見抜き、隙を
つく采配をしてくる。巨人をどういった形で崩しにかかるのか注目したい。 |
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今まで述べてきた事を踏まえて、日本シリーズの勝敗予想をしてみたいと思う。正直、
巨人には隙らしい隙が無いように感じる。たとえば攻撃面。西武は松井、和田の二人
が抑えられたら得点力は半減するだろう。逆に巨人は1番から9番まで、全てが主役
になれる選手。この選手を抑えたら勝てる、って事が無いように思える。西武投手陣
といえど、この打線を抑えるのは難しいだろう。巨人は西武の野球に惑わされず、普段
通りの戦い方をすれば、自ずと「日本一」という結果がついてくると思う。最後に具体的
な数字を挙げたいて終わりたい。2002年の日本シリーズは4勝2敗で巨人が勝つで
あろう。 |
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